FIREを目指している方々は何故FIREしたいのでしょうか?
- 何かやりたいことがあるから。
- 労働が嫌だから。
大きく分けるとこの二つなのかなと思います。
これまで、FIREについて調べていた中で
「FI = Financial Independence(経済的自立)」の部分にいかに到達するかの議論は多い。
資産の取り崩し方「4%ルール」や、倹約術、個別株 vs. 投資信託、銘柄選定についてなどなど…
たくさんの情報を得ることができます。
このFIを目指すためにやっていることについて私は、僕は三菱リーマンさんの考えを参考にして考えてきました。

株価というコントロールできないものに一喜一憂せず、入金力を上げる。
これを愚直に続けるのみと。
ここからが本題なのですが、
「RE = Retire Early(早期退職)」後の話というのは、あまり聞かないという事です。
これは、実際にREしている人が少ないというのもあるのではないかと思います。
また、私がよく見ているメディア「新R25ワイドショー」にて
「FIRE」で人は幸せになると思いますか?
というテーマについての回答を見ていると、FIREに対する否定的な意見も数多く散見されました。

- 孤独になる。
- 暇に耐えられない。
- FIREに到達するまで貧乏生活で意味あるのか。
などなど
ここに関しては、そもそものFIREに対する前提や認識の違いもあるかとは思いますが…
しかし、どうやらFIREをしたい/したくないに関わらず、
「RE = Retire Early(早期退職)」した後に何をしたいか?
を明確に言える人が少ないのではないかと思いました。
※ちなみに、FIREを推していて、実際にFIREしているにも関わらず仕事をしている人はネット上でたくさん見ることができる。
- YouTube「リベラルアーツ大学」の両学長
- 米国株ブロガーであり、最近YouTubeも始められた、たぱぞうさん
- お笑い芸人の厚切りジェイソンさん
などなど
REと言っているが、何もせず暇人生活しているという訳ではなく、仕事をする選択肢が残っているということは理解しておきたい。
つまり、自分の意志で仕事をするかどうか選択できる、ということだと理解しています。
では、僕はどうだろうか。
今年の初めにBucket Listを作りながら考えていた。
Bucket Listとは
映画「最高の人生の見つけ方」(原題は The Bucket List)に出てくるリストのことで、死ぬ前にやっておきたいことを書き出したリストのこと。
※Bucket Listも三菱リーマンさんのブログで知った。

本映画を今年の元旦に視聴し、自分でも書いてみた。
その中から、いくつか抜粋する。
趣味①ビリヤード:全国のビリヤード場を訪れる。
初めてのビリヤード場に行くことが好きだ。
就職活動中に、各地で色々なビリヤード場に行った。
店に入るや否や、「なんか知らん奴がきたな」と少し静かになる店内。
チラチラとこちらを見て実力を測る店員さん。
そして、声を掛けられ勝負になる。
こんな非日常を味わえることなんて、普通に生きていると中々ない。
全国の色々なビリヤード場で、そういった体験をしてみたいと思う。
勿論、twitterで知り合ってたくさん交流してくださっている方々とも会ってみたいとも思っています。
趣味②ビリヤード:USオープンに出る。

アマチュアでも出場できる国際戦として、人生で一度は出てみたい。
自分がこれまでに出場した一番大きな試合は、ジャパンオープンだった。
プロに混ざって試合に出ることで、自分事として各選手を分析するキッカケになり、非常に有意義だったことを覚えている。
これをUSオープンという舞台で、世界のトップと同じ目線で戦えたら、きっと最高の充足感を得られると思う。
趣味③:全国の下道をドライブする。
青空の下、窓を開けて少し温い空気を浴びながらのドライブって最高にノスタルジックになるんですよね。
お金ケチって、関西から地元に戻るときに下道で帰っていて感じました。



ここを、Liaの夏影を聴きながらドライブすると泣きそうになります。
日々を忙しく過ごしていると、
自然を感じながらぼーっとドライブしている時間がなぜか心地よく、落ち着きます。
高速道路や特急、新幹線といったより便利な移動手段があったとしても、最近は下道を優先することが多いです。
これが、余白というものでしょうか。
こういったゆっくりとした時間を過ごしながら、旅行がしたいですね。
ライフスタイル:お気に入りのアイテムに囲まれて生きる。
社会人になってから、革製品をいくつか購入して手入れをするようになって
自分でメンテナンスしながら長く使っていけるアイテムって素敵だな
と思うようになりました。


また、ここぞというときに使うアイテムは、良いものを持ちたいと思っています。

ビリヤードの大きな試合は、全てこれで出場しています。
大舞台で一緒に戦ったからこそ、自分の中でアイテム単体の魅力以上の愛着を持てるようになりました。
高いアイテムを揃えるという訳ではなく、自分が愛着を持って、長く使えるアイテムを揃えながら生きていきたいです。
家族としっかり向き合いたい。
元々、両親がそこまで仲が良くなく、実家は居心地が悪かったです。
父は母の文句ばかりだし、母は父の愚痴を言い続ける。
こういった家庭だったので居心地が悪く、早く外に出たいと思っていました。
そして、高校を卒業後に県外の大学へ進学しました。
※大学の入学式に行く道中の車内で、両親が喧嘩を始め、母が泣き叫んでいたときに、やはり実家を出てよかったと思ったことをよく覚えています。
一方でこういった感情と一緒に、「家族団欒で過ごしたかった」という思いがない訳でもないです。
そういった理想に対して、努力をせずに逃げてきたという負い目を感じることもありました。
また、僕自身が人間関係で悩んだとき、どうしても家庭環境という「過去」が原因なので、自分は上手くいかないのではないか
とネガティブな感情になることも多々ありました。
こういった複雑な心境が絡まった中で、自分としては改めて家族としっかり向き合おうと思ったキッカケがあります。
2021年の夏に、7つの習慣という本を読んだという事です。
本書には成功するために必要な7つの習慣というものがあるのですが、
その中の第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」というものがあります。
簡単に言うと、傾聴してちゃんと相手の話を聞けば、自分から主張せずとも相手に理解される
といった内容です。
これを帰省した際に母との会話で試してみました。
母の話は基本長く、愚痴っぽいのでこれまでは蔑ろにしてきました。
しかも、こちらの話も聞いてくれない、自分勝手な人だという認識でした。
しかし、母の話をちゃんと聴いてみたところ、母も母なりに苦労もしているし、誰からも感謝されず孤独だったのだなと感じました。
そうやって色々と打ち明けてくれたあとには、すっきりした様子でしたし、僕の話も真摯に聞いてくれました。
まさに、「まず理解に徹し、そして理解される」そのものな体験でした。

他にも、実家では困りごと(家事が煩雑、害虫問題、庭の手入れなど)がいくつかあるという話も聞いています。
こういった家族関係、実家のトラブルに対して、
僕がこれまでに仕事やビリヤード、読書を通じて学んできたことを活用すれば、より良い家族へ近づけるのではないか。
と思うようになりました。
勿論、自分が行動したところで、本当に解決できるかも、家族団欒が築けるかもわかりません。
しかしながら、僕の中にある「家族との関係から逃げてきた」という感情には区切りが付けられるのではないかと、最近強く思っています。
これ全部、FIREしなくてもできるくない??
こうやって書き出していくと、
全部FIREを待たずしてもできるのではないか。
と思うようになってきました。
むしろ、最速でFIREを目指すが故に、若いうちにやっておきたいことができなくなる方がもったいないとも感じます。
勿論、USオープンなど出ようものなら、お金はかかるかもしれません。
そういった活動は最速で資産を増やすという道からは遠のくかもしれません。
だけど、FIREまでの道のりを楽しみながら、資産を形成するという道もありなのではないか。
自分のやりたいことをしながら、しっかり資産を増やすことを目標にするべきではないか。
と感じています。
家族のことや、趣味のことを総合的に考えると、このまま関西にいるべきか?
という事にも疑問を感じてきます。
この先どうなるのか。自分を明確な答えは出せていませんが、悔いのない人生を送りたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。