コロナウイルスの感染拡大をきっかけに読書を習慣にしたという方も多いのではないでしょうか?
調べてみたところ、
Job総研による「2021年 秋の読書実態調査」によると、コロナ前に比べて回答者451人のうちの41.2%が読書時間が増えたと回答しているそうです。
さらに、読書は「知識が増える」ため役に立つと59%の方が回答しています。

ビジネスや自己啓発というジャンルが多く読まれているのも納得ですね。
しかし、読書をして学んだ気になったのに、その後たいして活かされなかったという経験はないでしょうか?
この学んだ感があるのに、大して変わっていないところが、ビジネス書が胡散臭いと思われる要因ではないかと考えています。
今回は、学んだ感で終わらせないために私が気を付けている方法を紹介させていただきます。
一冊の本を何度も読み返す。
大して人生が変わらないのは、学んだ内容を忘れてしまうからなんですよね。
有名な話に、エビングハウスの忘却曲線というものがあります。
これによると、「無意味な綴り」を暗記した後、どれだけ忘れているか調査したグラフです。

※横軸は目安です。
縦軸の節約率は、一度覚えた内容を再び記憶しなおすまでに必要な時間の割合(%)を表します。
このグラフから、一度覚えた内容を1日後には74%も忘れていることが分かります。
本来の実験は無意味な綴りを暗記しているので、本の内容を記憶するということと正確には一致はしません。
しかし、人が長期的に記憶を保持できないという点は変わらないでしょう。
なので、復習が必要になってきます。
ここで、私が毎月「嫌われる勇気」を読んで復習していた経験について紹介させてください。
嫌われる勇気を読んだことがある人ならわかると思うのですが、読了後の人生晴れやかになっている感がとても大きいんですよね。
- トラウマは存在しない。
- 承認欲求を否定せよ。
- 「今、ここ」を生きる。
とても厳しく、しかし優しい言葉で書かれており、自分の見ている景色が変わったかのように思えます。
私も最初に読んだとき、これは絶対に取り入れて人生を良くしていこう!
と思いました。
しかし、読了後1か月もすると、結局元の自分に戻っていることに気付きました。
- やっぱり、自分は過去の経験をトラウマとして引きづっているし、
- こんなに頑張っている自分が承認されないのはおかしい!と感じるし、
- 昔はよかったと、回想してしまいます。今の仕事は嫌いだし、ホントの人生じゃない、と。
そこで、この忘れかけた一か月のインターバルで再度読んでみると、
最初に読んだ時より深く内容を考えられる自分に気付いてきました。
書いてある文面だけでなく、自分の一か月の経験を振り返りながら読むことができるので、
より身近に捉えることができました。
そして、これを半年ほど繰り返して、ようやく記憶や習慣として定着させることができました。
学んだ内容を一つでも実践する。
学んだ内容は一つでもよいので実践することを心がけています。
学んだ気になったは良いものの、結局面倒くさくて行動しないと、生活が何も改善しないからです。
実践して生活に大きな変化があった一冊が「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門」です。
ブロガーの穂高唯希さんの書かれた資産形成の入門書です。
この本を読んで実践したことは以下の通りです。
- つみたてNISA
- 米国株投資
- 禁煙
- キャッシュレス決済の活用
節約・倹約という支出の最適化で入金力を上げ優良な米国株に投資する。
というシンプルなものですが、実践することで着実に資産が増えました。
※と言っても投資スタートして1年半ですが…
こうして実践していくと、細かいところで分からないことや、理解できないことがたくさん出てくることに気付きます。
そして、それを調べていくことでさらに知識がついてくる。
このように実践するということは、生活を改善するだけでなく、知識をさらに強固にしてくれます。
最後に
今回は読書での学びを深くするために私が実践していることを紹介させていただきました。
今回紹介した二つの方法、どちらも一冊の本を深く理解することができ、人生を好転させる良いキッカケとなりました。
おまけですが、一冊を深く読みと、書籍代があまりかからなくて節約にもなるんですよね笑
今回紹介した内容が皆さまのお役に立てば幸いです。