メーカーに就職し、品質管理として3年過ごしてきました。
品質管理として業務をする中で、大きく価値観を揺さぶられたことがあります。
それは、
不平・不満を言っても状況は何も変わらない。
常に「これからどうするか?」を意識して考える。
経緯
入社一年目の冬
とある検査にて毎ロット、慢性的な不良が発生していました。
既存のデータから原因を特定することができず、先輩とタッグを組んで検証を進めていました。
そんな中で先輩が育休で3か月休みを取ることとなりました。
人員不足も相まって、私が主担当で改善活動を継続することとなりました。
当時を振り返ると、まぁ腐っていましたので、こんなことを愚痴っていたことを思い出します。
- その検査工程で何やってるのかもよくわかっていない入社一年目の俺を主担当にするなんて上司の判断ミス。
- 他にもやらないといけない業務はたくさんあるのに、こんな難易度高い業務まで見切れない。
- 他の先輩は全く改善活動に参加せず意味分からない。
- 育休で人抜けるのわかってたんだから別の人材を準備しておけよ、この会社終わってるな。
しかし、自分が愚痴を言っている間も生産は続いており、不良品は出続けるわけです。
不良品が出て、想定した良品率に届かなければ、その分多く製造するしかありません。
製造部の方々が残業して生産数を増やしてくださっているのに、その労力が不良としてゴミになっていくのはとても悲しいと当時思いました。
動かないことには何も解決しないので、やれること全部やってみた。
当時を振り返ると、なりふり構わず色々やったことを思い出します。
製品特性に詳しい開発部の重鎮に教えを乞う。
連関図法で要因の洗い出し。
先輩とやっていた検証の効果確認し、洗い出した要因から推定されるメカニズムの仮説を立てる。
それらの情報を基に原因を推定し、実験計画法を用いて検証を行う。
この実験計画法の検証がなんとか上手くいって、根本原因を改善して不良率0%を達成しました。
このことから
何か状況を改善するには、自らが主体的に動くしかない。自分にできることをするしかない。
と気付かされました。
こういった事って、日常生活でも起きていないでしょうか?
少なくとも、これまでの自分にはこういった被害者意識が少なからずあったように感じます。
- お金が貯まらないのは給料が安い会社のせい。
- 今の自分がうまくいかないのは家庭環境が悪かったせい。
- 失敗した理由は周囲が協力的でなかったから。
- 自分は悪くない、環境が悪い。
仮にこれらが事実であったとしても、それを言っているだけでは状況は改善しないことは明白です。
給料が安いという要因に対しても様々なアクションが考えられます。
例えば、
- 会社に抗議する。
- 転職活動をしてみる。
- 副業を始めてみる。
- 資産運用を始めてみる。
どれが最適解かはわかりませんが、こうやって
これから自分はどうするか?
を意識して考えると前向きな行動案が出てくるものです。
ブログを始めたのも会社に頼らないでお金を稼げるかやってみようという行動の一つです。
自分も完璧にできているわけではありませんが、こうやって少しずつでも行動して自身の生活を改善していこうと思います。
bravery never goes out of fashion !