ベッドなしの生活をしてみて、感想を紹介したいと思います。
結論として、
- 機能面・金銭面では大いに価値あり。
- 部屋の印象・雰囲気では若干地味。
という感想です。
実際に生活してみて、良いと思う部分・悪いと思う部分が分かってきましたので、参考になれば幸いです。
ベッドを無くした経緯
ベッドを無くすに至った経緯は二つあります。
1つ目は、次の引っ越しが1年後に控えているということです。
私事になりますが、3年間住んでいた弊社の男子寮が急に無くなり、借り上げ社宅に引っ越しました。
しかし、社宅に住める期間は残り1年と制限がある状況です。
寮から社宅への引っ越しは、会社都合だったこともあり補助が下りたのですが、次の引っ越しは補助が出ないらしいです。
この状況で新たにベッドフレームを購入しても費用が無駄にかかるだけなので購入しませんでした。
(寮では備え付けのベッドを使用していました。)
2つ目はミニマリストになりたかったということ。
大学から一人暮らしを始めて、9年が経ち、引っ越しは3回経験しました。
そんな中で、モノをたくさん持っていると、引っ越しがめちゃくちゃ面倒になるということに気付きました。
モノが多いと
- 引っ越す前の片づけ・荷造りに労力はかかる。
- 引っ越し費用が高くなる。
というデメリットがあり、引っ越しの度に疲れ切っていました。
また、ほとんど使っていない不要品で引っ越し費用がかさむのは、金銭的にも無駄が多いと感じました。
こういった経験から、
モノの数を抑えて生活するミニマリストの合理性を感じ、少しづつモノを減らしています。
この二点から、ベッドが無くても問題ないか検証しようと考えて、ベッドを購入せず生活してみることに。
睡眠環境
ニトリの通気性の良い3つ折りマットレスの上に、一般的な布団を敷いています。
シーツは、エアリズムボックスシーツを使用しています。
※寮時代に使っていたシーツの流用です。
布団を敷くとこんな感じ。
掛布団カバーが実家セレクトなので、ちょっと恥ずかしいですが…笑
マットレスの使用感に関しては、こちらの記事でまとめています。
メリット1:部屋を広く使える。
寝るとき以外は布団類を全て畳んでいるので、部屋が広く使えます。
睡眠スペースを窓際にしていますが、畳めるおかげで部屋干しするタイミングで助かりますね。
ベッドフレームを使っていたら、洗濯スペースで部屋が圧迫されますが、そういったことがありません。
メリット2:ベッドメイキングが習慣になる。
後述しますが、ベッドなしのデメリットとして、マットレスがカビやすいというものがあります。
これを避けるために、毎日ベッドを畳むようにしたのですが、これによってベッドを片付けることが習慣になりました。
このベッドメイキングですが、Psychology Todayというアメリカの精神学専門誌に掲載されている、
「Make Your Bed, Change Your Life? 」
という記事内の調査によると、
調査対象の68,000人のうち、ベッドメイキングを習慣としている人の71%は自分は幸福であると感じ、ベッドメイキングをしていない人の62%は自分を不幸せだと感じていたそうです。
この文献にもかいてありますが、
ベッドメイキングと幸福度に関して相関関係を示しているだけで、因果関係を示している訳ではありません。
なので、ベッドメイキングしないと幸福になれないという訳ではないですが、
こういった日々の積み重ねがプラスの影響を与えていると考えられています。
実際に自分でベッドメイキング(というか片づけ)をするようになって感じたのは、
朝から小さな成功体験が得られることでしょうか。
忙しい毎日で余裕のない朝でも、ちゃんとベッドを片付けられた!
という経験が、
自分の生活を自分でしっかりコントロールできていて、忙殺されている訳ではない。
というポジティブな気持ちにしてくれます。
メリット3:ベッドフレーム代がかからない。
金銭的な要素として、ベッドフレーム代がかかりません。
浮いたベッドフレーム代を趣味に使ったり、貯金・投資に回すこともできます。
私自身、趣味に結構な金額がかかるので、こういったところで少しでも節約できるのは嬉しいです。
メリット4:引っ越しが楽
経緯でも紹介しましたが、引っ越しするときに楽になります。
処分する、引っ越し先に持ち込む、持ち込むなら分解が必要か?
などなど、考えないといけないことを一切考えなくて良いというのは、精神的に楽です。
処分するにしても、粗大ごみなのか、リサイクルなのかとか
色々考えるのが面倒くさくないですか?
ベッドフレームが無ければ、何も考えなくて良いです。
金銭的には
処分費用もかからないですし、引っ越し費用も抑えられます。
私は結構ズボラというか、メンドイと感じるので、こういった手間がかからないのは楽でいいですね。
デメリット1:カビやすい。
ここからはデメリットも紹介していきます。
ベッドなしの最大のデメリットは、カビやすいという事です。
マットレスを床に直置きしているので、どうしても通気性が悪くなり、湿気が貯まりやすいです。
実際生活していて、畳む前に少し湿っているように感じることがありました。
私は毎日畳むようにしていますが、畳まないとカビが繁殖しそうですね。
普段は畳むだけですが、湿気が気になるときは、
壁に立て掛けて、なるべく乾燥しやすいように工夫しています。
カビに関しては、スノコを敷いても良いかもしれませんね。
折り畳みできるスノコのフレームなら、邪魔にもならず、引っ越し時も不便をしなさそうですので。
(ベッドなし生活ではなくなってしまいますが…笑。快適に過ごせれば何でもOKです。)
デメリット2:部屋が味気ない・地味になる。
機能的な面では、ベッドフレームが無くてもそこまで不便がないことは、上述してきました。
しかし、ベッドフレームにはインテリアとしての側面もあります。
ベッドがないと、どうしても部屋が味気ない、殺風景な印象になります。
ミニマルな雰囲気が良いという方や、生活できればOKという方には問題ないですが、
自宅をお気に入りの空間にしたい!という方には合わないかもしれません。
これは価値観・好き嫌いの問題ですが、自身のライフスタイルに合わせて決めることが大切と思います。
もう一点、畳んだ後の収まりが悪いです。
毛布も実家クオリティなのも恥ずかしいですが…
どうしても生活感が出てしまうのは問題ですね。
私自身も、少し味気ないな~と少し思っています。
好みなデザインかつ、分解が便利なベッドフレームがあれば、購入してもいいかもしれませんね。
デメリット3:硬い(と感じる可能性がある)
床に直置きしている都合上、マットレスや布団によっては硬くて痛いと感じる可能性があります。
私は、マットレス+布団の組み合わせにして、硬いと感じることは無くなりました。
ベッドなしに移行する場合は、今の睡眠環境で不便がないか確かめた方が良いと思います。
余談ですが、
引っ越し初日はまだマットレスがなく、布団だけで寝ました。
そしたら、床の硬さがダイレクトに背中に伝わってきて、めちゃくちゃ痛かったです。
全然寝れなかったし、疲れも全く取れませんでした。むしろ、より疲れたと感じるレベル。
慌ててマットレスを購入して寝れる状態になりましたが、皆さまはご注意ください…
終わりに
私としては、
- 機能面・金銭面では大いに価値あり。
- 部屋の印象・雰囲気では若干地味。
- ベッドを畳むのは少し面倒。
という結論です。
引っ越しの手間や、金銭面においては、モノがないということは大きなアドバンテージになります。
しかし、カビやすいので、毎回畳むのは少し面倒くさいと感じました。
ベッドメイキングができるとはいえ、できれば掛布団のメイキングだけにしたいです。
また、部屋の印象も僕は気にはなりませんが、地味と感じる人もいそうですね。
現状はベッドなしで生活を続けますが、機能(カビ対策・取り回し)・デザイン・価格で折り合いがつくベッドフレームがあれば、そちらに移行することも視野に入れて生活していこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。