ライフハック

自分で車の名義変更をするときの費用と注意点

ちゃんこ

父が亡くなって、車を相続することになり、名義変更をすることになった。
(自営の会社の営業車だったので、正確には相続ではなく、父の会社から購入という形)

なるべく費用を抑えようと思って、自力で名義変更をした。せっかくなので、費用や注意点についてまとめておく。

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結論:自分は8340円(+ETC再セットアップ3300円)で11640円かかった。

最初に結論を書くと、名義変更にかかった費用は8340円だった。

ただ、名義が変わるとETCの再セットアップが必要なので、それの費用で3300円かかり、合計で11640円となった。

以下、必要な書類とかかった費用のまとめ。

 項目費用(円)備考
書類OCR申請書第1号様式 陸運局でももらえる。
書類車検証 車と共に必要。
書類旧所有者の譲渡証明書 旧所有者にも書いてもらう必要あり。
書類旧所有者の印鑑証明書 旧所有者に手配してもらう必要あり。
書類新所有者の印鑑証明書300コンビニでも手に入る。
書類 警察署発行の自動車保管場所証明書(車庫証明書)2700警察で手続きが必要
平日にしか対応できない。
書類↑取得のために保管場所使用承諾書3300アパート管理会社が対応してくれた。
手数料がかかった。
書類 新旧所有者の実印の押された委任状 自分と旧所有者、両者の実印が必要。
    
手数料移転登録手数料500陸運局で払う。
ナンバープレート代ナンバープレート1540陸運局で払う。
プレートをその場で交換する必要あり。
税金自動車税環境性能割0燃費の良い車ほど減税される。
その他ETC再セットアップ3300車載機番号とナンバーが紐づいているから、このタイミングで変更必要。通勤で高速道路を使う人は必ず更新すること。
 合計11640 

ディーラーや行政書士に代行してもらっていない分、費用は安くなったが、その代わりに面倒なことは多々あった。

具体的や調べ方や注意点は次章から説明していく。

国土交通省の自動車検査登録 総合ポータルで必要な書類を調べる。

まず、自分がどんな書類が必要か分からないってところで悩むと思うんだけど、それは国土交通省の自動車検査登録 総合ポータルで簡単に調べられる。

AIチャットで必要書類を診断」って機能が便利で質問に答えていくと何の書類が必要か全部教えてくれる。しかも、書類のダウンロードリンクも付いているので抜かりない。

まずこれで、自分がどんな書類が必要か確認した方が良い。

引用:国土交通省の自動車検査登録 総合ポータル

チャットボットが立ち上がるので、自分のケースに当てはめて、回答していく。

僕の場合は、

  1. 登録車の場合
  2. 現在の車検証上の所有者・使用者不同一の場合
  3. 法人から個人、個人から法人への譲渡譲受の場合
  4. 所有者・使用者共に新名義人にする場合
  5. 旧所有者、新所有者間で利益相反行為がない場合

で回答したところ、以下の書類が必要と分かった。

後は、これらの書類に対して、旧所有者や警察、アパートの管理会社などへ行って、書類の準備を進めていけば良い。

 項目費用(円)備考
書類OCR申請書第1号様式 陸運局でももらえる。
書類車検証 車と共に必要。
書類旧所有者の譲渡証明書 旧所有者にも書いてもらう必要あり。
書類旧所有者の印鑑証明書 旧所有者に手配してもらう必要あり。
書類新所有者の印鑑証明書300コンビニでも手に入る。
書類 警察署発行の自動車保管場所証明書(車庫証明書)2700警察で手続きが必要
平日にしか対応できない。
書類↑取得のために保管場所使用承諾書3300アパート管理会社が対応してくれた。
手数料がかかった。
書類 新旧所有者の実印の押された委任状 自分と旧所有者、両者の実印が必要。
    
手数料移転登録手数料500陸運局で払う。
ナンバープレート代ナンバープレート1540陸運局で払う。
プレートをその場で交換する必要あり。
税金自動車税環境性能割0燃費の良い車ほど減税される。
その他ETC再セットアップ3300車載機番号とナンバーが紐づいているから、このタイミングで変更必要。通勤で高速道路を使う人は必ず更新すること。
 合計11640 

手続きにおける注意点

ここからは自分で対応してみて、ややこしかった部分を紹介していく。

保管場所使用承諾書を事前に入手しておくこと。

賃貸に住んでいる人は、自動車保管場所証明書(車庫証明書)の受付をするときに、保管場所仕様承諾書が必要になる。

自分の場合はアパートの管理会社が対応してくれたけど、管理会社へ直接出向く必要もあるので、忘れずに対応しておくこと。

あと、自動車保管場所証明書(車庫証明書)の添付資料で「配置図」が必要なので、管理会社でもらえるなら、ここで対応してもらった方が楽。自分はそうしてもらった。

自動車保管場所証明書(車庫証明書)で地図の準備が必要

自動車保管場所証明書(車庫証明書)で「車の保管場所が自宅から2km以内」であることを示す必要があって、その時に「所在図」が必要。Googleマップで準備するだけでOKなのでそこまで大変じゃないけど、忘れないように準備しておきたい。

自動車保管場所証明書(車庫証明書)が平日しか対応してくれない。

自動車保管場所証明書を書いたら、警察に申請する必要があるんだけど、これは直接行かないといけない。これで1日かかる。
さらに、書類を受け取るのに別途1日かかる。

なので合計2日も警察に出向かないといけない。しかも平日だけ。

さらに、受付時間が制限されているので対応してくれる時間が結構短い。
平日に会社を半休取ったりする人は、管轄の警察のホームページなどを確認して、ちゃんと対応してくれる日程か確認した方が良い。

自分で対応すると、どうしても平日の時間が取られるので、面倒だった。

委任状は新旧所有者の両方の実印が必要

僕の場合は、旧所有者(父の会社の代表=兄)と別の県に住んでいるので、一緒に陸運局へ行くことができなかった。
なので、委任状が必要で、そこには僕と会社の代表印が必要だったんだけど、代表印が足りなくてもう一度書類を準備することになってしまった。

僕としては、本人が陸運局に来ているのだから、委任状は要らないと思っていたんだけど、旧所有者の実印もいるとのこと。

この書類不備のせいで陸運局へ2回行くことになってしまった。

自力で名義変更をすると、平日に時間を割かないといけないので、一つの書類不備で大きな時間的損失が生じる。

なので、ちゃんと委任状まで含めて書類の準備には気を付けていただきたい。

ナンバープレートの交換に戸惑う。

陸運局へ行くと、そこでそのままナンバープレートの交換までする必要がある。

だけど、初見過ぎて戸惑ってしまった。

自分の場合は、車にこういうナンバーステーが付いていて、これの外し方が全く分からなかった。

譲渡を受ける車種のナンバープレートの外し方はググればたくさん情報が出てくるので、それらを先回りして調べておくと良い。

ETC再セットアップをすぐにやること。

ETCは車載器番号とナンバーが紐づいているんだけど、名義変更するとナンバーが変わって、この紐づきができなくなってしまう。

別にこの状態でもETCカードを入れれば使える。
だけど、再セットアップはすぐにやった方が良い。

というのも、この状態はETCマイレージのサービスが利用できない状態なんだ。

ETCマイレージは、通勤で高速道路を使う人にはかなりお得なサービスで、平日の通勤時間帯に高速道路を使うと、かなりのポイントバックが狙える。

引用:ETCマイレージ

東日本エリアなら、最大で50%も還元になる。

引用:NEXCO東日本運営者情報

これが、再セットアップがされていないとポイントバックを受けられないので、必ず対応してほしい。

面倒だと思う人は行政書士へ依頼しても良いかも?

ここまで、費用と注意点について紹介してきたんだけど、これが面倒なら行政書士へ依頼するのも悪くないと思う。

というのも、自力で名義変更しようとすると、平日に時間を割かないといけないけど、依頼すれば自分は平日に警察や陸運局へ行く必要はなくなるから。

ディーラーに依頼すると、結構お金がかかるけど、行政書士へ依頼すれば、ある程度は予算を抑えることができる。

平日にわざわざ有給とって、平日に時間を割くのも大変だし、書類不備あるとまた休まないといけなくなる。

こういうのが煩わしく思う人は、最初からお金をかけても依頼をすれば良いと思いました。

ABOUT ME
ちゃんこ
ちゃんこ
北陸在住のエンジニア
北陸在住の30代エンジニア。仕事や日常の中で「どうすればもっと快適に暮らせるか」を常に模索し、生活の最適化を追求しています。ブログではガジェットやファッション、ビリヤード、思考術など、自分が実際に試してよかったモノ・考え方を発信中。
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