最近、世の中の記事を見ると
- ○○はクソ!情弱! 無駄!
- ○○やってる人は成功する!勝ち組!
というような決めつけ・レッテル貼りや、0か1かで言い切るような内容が多いと感じる。
確かに、人の目を引くようなタイトルにしたり、自分のポジションを取って語ることは良い側面もあると思う。
しかし、人と議論をしたり、自身の生活をする上では良くないと思っています。
実際の生活の中で0か1かで決められないと思うからです。
0か1で決められない理由
結論、意見にはグラデーションがあるからです。
例えば、「服にどれだけお金をかけるべきか?」という問いがあった時を考えてみましょう。
ここで言う0の意見は、「服にお金を使うのは無駄!服が多少破れようが着用し続ける。」とします。
反対に1の意見は、「有り金を全てぶち込め!」とします。
どちらの意見にもメリットとデメリットがあります。
最低限のお金だけ使うというのは、その分他にお金を使えて良いかもしれません。しかし、お洒落を最大限には楽しめないでしょう。
一方、有り金を全て使えば、色々な服を楽しめます。一方で、お金を貯めることはできません。
このような極端な意見をはたして選択できるでしょうか?
おそらく、できないと思います。各々、金銭的な事情によってどれだけお金を使えるか決まるでしょうし、ライフスタイル・価値観によってお洒落にどれだけこだわりたいかも変わるでしょう。
このように服について考える上では、他の様々な要因によって、人ごとに正解が変わってしまいます。
0か1かの間には、無限のグラデーションがあるんです。
だからこそ、相手の背景や、ポジションを理解できないと議論になりません。また、自分自身がどのポジションにいるのか分かっているということが重要だと思います。
自分自身のポジションを定める方法
そのテーマに対して、ある程度の知識があること。
自身のポジションを取る上で、知識があることが大切です。
知識があれば、判断材料が増えるからです。
服の例で言えば、「服の楽しみ方」や「見た目が与える印象の効果」、「価格帯ごとの服の品質」等を知っていれば、自分はどのくらい比重を置こうか判断しやすくなるでしょう。
知識がないと、「なんとなく」でしか判断できなくなってしまいますしね。
たいして興味がない分野なら、それでも良いとも思います笑
ただ、知識がないと判断できないとなると、無限に勉強しないといけなくなってしまいます。
時間は無限にはないので、「ある程度」とさせていただきました。
自己分析する。
知識があっても、その中から自分は何を正しいと思い、どう行動するのか決断しなければなりません。
その決断をするのは、まぎれもない自分自身です。
心理的な面もそうですが、金銭面や、ライフスタイルなど、様々なことについて理解があれば、決断することに自分自身で納得できると思います。
ポジションを極端に取って、自分で感じてみる。
敢えて、自分がやらないことをやってみるのも良いです。
例えば、極端に服を減らしてみたり、逆に普段なら買わないような服を買ってみたり。
そうすると、各ポジションのメリット/デメリットについて気付くことができ、その上で自分はどのくらいが心地よいのか判断できるようになります。
まとめ
自分自身のポジションを明確にする方法について紹介しました。
これをしていくと、もう一つメリットがあります。
それは、相手のこともより理解できるようになることです。
人と会話するときに、「なるほど、この人はこういう価値観なんだ」と見れるようになりました。
これによって、 感情的にならずに相手と、建設的な議論ができるようになります。
今回の記事が、皆さまの生活に役立てば幸いです。