【大山シュン】10着で十分 感想

本を手に取ったキッカケ
お盆に帰省中、兄とファッションの話になった。
兄は高校生くらいの頃はオシャレだった印象があるけど、他の趣味もあるし、仕事が忙しいので、今はそこまでファッションに対して時間を割けていないようだった。
一方の僕は社会人になってからファッションに興味が出たタイプで、今も定期的に情報を仕入れている。
なので、色々とオススメを話していたのだけど、会話の中で全身コーディネートを紹介することは難しいと感じた。
そんな中で、自分がYouTubeでよく見ているスタイリストの大山シュンさんが本を出していただので、自分が読んでから兄にプレゼントすればよいと思って購入した。
感想
これまでファッションに興味がなかった人に刺さる。
本書にも書いてあるが、本書は「75点のおしゃれ」を目指すための本で、おしゃれ上級者になれる本ではない。
僕の中では75点のおしゃれの定義は、
- 他人から見て、おかしく見えない。(ダサいとは思われない。)
- 清潔感があって好印象
- ベーシック+ちょいトレンド
- 悪く言えば無難
という感じ。
でも、これまでファッションに興味がなかった人が、いきなり75点を超えるおしゃれができる訳じゃない。
それに、75点以上を狙うようなファッションというのは、一種の自己表現という側面も強く、他人からの評価が置き去りにされるようなこともある。
そういったファッションは一部の服好きがすればいいことで、全員がそのレベルを実践する必要はないと思う。
そう考えると、この本をキッカケにすれば、75点まで最短で進むことができるので、効率が良いと思った。
トータルコーディネートが学べるところが良い。
ネットメディア(YouTube/Instagram/webコンテンツ)だと、どうしても体系的に学ぶことが難しい。
本書だとアウターから靴、はたまた小物も含めてオススメを提案してくれているので、トータルのコーディネートが学べるところが良いと思った。
また、派手なアイテムが紹介されているわけではないけど、どれも清潔感のあって他人から見て好印象のアイテムが多い印象を受けた。
これ買っておけばとりあえず問題なしというアイテムが多くて、大山シュンさんのスタイリストとしても実力が垣間見えた。
10着で着こなすのは凄い。
ファッションをやろうとすると、色々なバリエーションを準備しないといけないと思い込んでしまう。
それ自体がハードルにもなって、めんどくさいと思う人もいるのではないだろうか?
でも、本書は10着で1年を回そうというぶっ飛んだ内容になっている。
読む前は少ないかなとも思ったけど、読んでみると理にかなった構成になっていて、とても参考になった。
ミニマリストを自称する僕でももう少し服を持っているので、完全に負けてしまった。
それだけでなく、僕も服は少ない方のはずなのにナイロンパーカなどといった、紹介されている基本の10着が足りていない。(ほしいとは思っていたが、買えずに何年も過ごしてきた。)
自分のワードローブでは対応できないようなシチュエーションもあることに気づけたので、その部分は買い足していきたい。
それと、過剰に持っている服は手放していきたい。
参考にしつつ、自分の着たい服を探す。
この本に書いてある服をそのまま買っていもいいのだけど、それだと面白くないので、自分で服を探していこうと思う。
というのも、自分で服を探すこと自体が楽しい作業だから、自分のこだわりを反映させていきたい。
紹介されているジャンルは守りつつ、他のブランドで良いものがないか探していく。
また、自分はロング丈のコートがあまり好みではないので、そこはミドル丈のアウターに置き換えるなどしていこうと思う。
※ロング丈のコートが好きでない理由は、車に載った時に邪魔になるところ。
自分がこれからやること
- 実家に帰った時、この本を兄にプレゼントする。
- 今のワードローブの中で、あまり着ていない服を思い切って処分する。
- 足りてないジャンル(ナイロンパーカーなど)で、気になる服を探して購入する。

こんな人にオススメ
これからファッション頑張りたい人
ファッションには興味あるけど、何から手を付けていいかわからないという人が最初に読むには最適な1冊と思う。
75点まで最短で導いてくれれる。
この本で基本を抑えてから、自分の興味のあるスタイルやブランドを知っていき、もっとファッションに興味を持っていけば良い。