自己分析に活用できる書籍、
「さあ、才能に目覚めよう ストレングス・ファインダー2.0」
を紹介します。
本書を読むことで、自分自身の強みが何かを理解することができます。
ストレングス・ファインダーとは
ストレングス・ファインダーとは、ギャラップ社が提供する、「強み」診断ツールです。
ギャラップ社は、40年にわたって「人間の強み」に関する研究を行いました。
その結果から、人々に共通する才能があることを見出し、それらを34個に分類しました。
ストレングス・ファインダーを受けることで、あなた自身の強みを知ることができます。
ちなみに、アメリカでは2018年から、日本では2019年から名称が「クリフトン・ストレングス」に変更になりました。診断ツールの生みの親であるドン・クリフトン氏の名前を取ったそうです。
※今回の記事では、ストレングス・ファインダーという記載で統一します。
ストレングス・ファインダーの目的は、強み=才能を分類することで、自分の才能を知ることだけに留まりません。
才能を共通言語にすることで、職場や家族が各々の才能について話し合うことができます。それによって、他者への理解を深めることができます。
本書の内容
本書では冒頭に、「ほとんどの学習プログラムが欠点を克服する支援をしてくる。」ことを批判しています。
なぜかというと、欠点を克服して成功を収めることが難しいからです。
本書ではこれを「いばらの道」と表現しました。
「いばらの道」を選び欠点を克服するよりも、
才能=「頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターン」を起点とし、
投資=「練習やスキル開発、知識を身に着けるためにかかる時間」をすることで、
才能を強み=「常に完璧に近いせいかを生み出す能力」へと昇華する方が良い。
と本書では述べられています。
ストレングス・ファインダーを受ける方法
ストレングス・ファインダーはアクセスコードを入手することで受けることが可能です。
アクセスコードの入手方法は、3つあります。
1.書籍を購入して、書籍に付いているアクセスコードを使って診断を受ける。
2.ギャラップ社の公式サイトからアクセスコードを購入し、診断を受ける。
3.公式のスマホアプリから、診断を受ける。
こちらの方のブログにて非常に丁寧にまとめられていました。詳しく知りたい方は下記リンクを参照ください。
書籍からの診断では、34個の才能の中から、TOP5を知ることができます。
34個の才能
34個の才能は、ギャラップ社の公式サイトにて確認することができます。
公式サイトでは34の才能が4つのグループに分類されています。
- 思考力
- 人間関係力
- 影響力
- 実行力
本書では34の才能が書いてあるだけで、このように分類別けされていませんでした。
書籍で診断した方も、自分の才能がどのグループに多いのか、公式サイトで確認してみることをオススメします。
学んだこと
自分の5つの才能を知ることができた
僕の5つの才能はこのようになっていました。
- 適応性
- ポジティブ
- 信念
- 内省
- 成長促進
上から順に強い要素になっています。
「適応性」、「ポジティブ」、「成長促進」が人間関係力に関わる要素であり、
「信念」は実行力、「内省」は思考力に関わる要素になっています。
結構当たっていると思いました。
明るくポジティブな方で、職場や趣味の場では人を励ますことが多いです。
これは、「ポジティブ」と「成長促進」が現れていると思いました。
また、集団で会話している際に、会話に参加できていない人を見つけて、その人が話しやすい話題に切り替えたりすることが得意でした。これは「適応性」が強く出ている行動だと思いました。
他には「内省」の特性を見てみると、このように書いてありました。
考える内容に関することではなく、単に考えることが好きだということを意味しています。彼らは自分の考えをさまざまな方向から捉えるのが好きです。強力な「内省」の才能を持つ人は、思考が内側に向いています。この才能は彼らに自分と向き合い、じっくり考える時間を与えます。
僕は「考え込みすぎる」と短所で捉えていたものが、「内省」という才能として説明されていて勇気がもらえました。
残念なのは影響力に関わる要素が一つもないことですかね…。もしかしたら、多くの人に影響を与えるようなリーダーには向いていないかもしれません。
注意したいことは、「才能」というのは、あくまで「思考・習慣・行動パターン」であり、スキルを指している訳ではないという事です。
これらの特性があることを理解した上で、スキルを取得していくことが重要だと思いました。
人と共有してこそ価値がある
本書にも書いてありますが、ストレングス・ファインダーは、才能を言語化して職場や家族と簡単に共有できるようにしたものです。
本書には、各才能ごとに、その資質を持つ人との接し方も説明されています。
一緒に働くチームや家族と共有して、相互理解に繋げると良いと思いました。また、チームの役割配分に生かすような活用をしたいです。
最後に
自分の強みに気付くだけでなく、親しい知人やチームと協力してより良く活躍できればと思います。
ありがとうございました。
参考リンク
ギャラップ社公式サイト
クリフトン・ストレングスになった経緯について