今回は私が少ないモノで生活をするようになっていった経緯と、その生活をしてみて感じたメリット/デメリットについて紹介していきます。
世間一般からすると、私はモノが少なく、ミニマリストっぽいと思います。
しかし、ミニマリスト界隈で考えるとまだまだ小童です。
そんな私がミニマリストを自称するのは気が引けるので、今回はミニマリスト思考/少ないモノで生活するという形で紹介していこうと思います。
物心ついた時からずっと掃除が得意ではなかった。
小さい頃から、掃除はそこまで得意ではないと自負しています。
- 床にモノは出しっぱなし
- 服は脱ぎっぱなし
- モノを定位置に置くこともできない。
学校からの配布物がランドセルの中でぐちゃくちゃになる。
こんなことは日常茶飯事でした。
モノを定位置に戻すという考えが無かったので、
お気に入りのベイブレードを無くしたと思ったら、なぜか炊飯器の横に置いてあった
ということもありました。
高校を卒業するときの部屋の写真がこちら。

教科書・ゲーム・ハンガー・眼鏡ケースまで、ありとあらゆるモノが床に散らばっています。
勉強机の上もぐちゃぐちゃで、こんなところでは勉強も集中できないですよね…
大学で独り暮らしスタート。最高に自堕落な生活で引っ越しがめちゃくちゃ大変
大学院まで進んだので6年間、同じアパートに6年住み続けました。
実家では親に定期的に注意されるので定期的に部屋がリセットされることもありましたが、独り暮らしでそのしがらみもなくなってしまいました。
結果として、とにかくモノは増え続けますし、掃除もしない。
人を呼ぶときだけ、押し入れに全ての荷物を突っ込んでいました。
最終的に、卒業するときに家族総出で引っ越し作業をすることに。
ここで掃除にかなり苦労したことを今でも鮮明に覚えています。
これが入学当初の部屋と卒業間際の写真です。


足の踏み場もないくらいの汚さです。
髪を洗面所で乾かすのも億劫になっていましたので、こたつのドライヤーがあるのがヤバいですよね…
この後、就職先から、最初の引っ越しは荷物を最低限にしてほしいと依頼されていました。
工場研修などで寮にいる時間も短く、正式な配属までは少ない荷物にしてほしいということだったそうです
なので掃除をしながら次の引っ越しをしていたのですが、その時に気付いたことが3点ありました。
- 親が「友達と一緒にご飯食べるかも」と実家のお皿を持ってきてくれたが、ほとんど使わなかったこと。
- 夏と冬で布団を別けるという行為が当たり前で、夏用と冬用の布団を持っていたが、自分はズボラ過ぎてしていなかったこと。
- 大学時代に、「あったら良いかも!」と衝動買いしたものは、結局大して使わずに引っ越しの荷物候補から消えていったこと。
ここで、「生活するのに、そんなに荷物要らないんじゃないか?」と感じました。
寮にはどうせ最低限の荷物しか持っていけないなら、本当に必要だと思うモノだけに絞っていくという思考はここで芽生えました。
これが、ミニマリスト志向に進んでいったキッカケだったのだと思います。
ちなみに、あの汚部屋は、家族の協力のおかげもあり、ここまでキレイになりました。

社会人スタート。業務から5sの重要性を学ぶ。
最低限の荷物で引っ越した社会人1年目。
男子寮は部屋も小さいので、そもそも荷物はあまり置ける状況ではありませんでした。
生活の中で本当に必要なものだけを加えていき、徐々に自分の生活を改善していきました。
メーカーに就職した私の最初の部署では、週に1回の5s週番というものがありました。
見回り担当が毎週テーマを設定して、フロアを見回り、指摘をしていくというものでした。
私が掃除できないことは、ここまで読んでいただいた方々には分かると思いますが、業務で指摘されるのであればやらざるを得ません。
それに、私自身が見回り担当となって人のフロアを指摘するとき、自身が満足に5sができていないのに人を指摘するのは筋違いと思っており、これまでで一番頑張るようになっていきました。
その中で3定(定品・定位・定量)など5sの基本を学び、実践していくことになります。
この頃、プライベートではモノは少ないものの、整理整頓には無頓着でしたが、
仕事でここまで真面目に5sをやっているのに、自分の部屋もキレイにできないのは、自己矛盾ではないか!と思って、プライベートでも5sをするようになっていきました。
これが当時の男子寮の写真です。

めちゃくちゃキレイか?と言われるとそこまででもないような気がしますね笑
ただ、実家/大学時代に比べるとかなり進歩している気がします。
退職から転職に伴う3回の引っ越しを受けて、ミニマリスト化が加速
男子寮が無くなるということもあり、社宅に急に引っ越すことに。
一方で、そろそろ退職しようかと悩んでいたタイミングだったので、荷物をさらに断捨離していきました。
この頃は、転職を控えていたタイミングでの急な社宅への移動だったので、ベッドなし、洗濯機なし、冷蔵庫はジモティーで500円で購入して生活していました。

今思うと、この頃が一番モノが少なかったかもしれません。
そして実際に退職し、一度無職になりました。
この時、一度実家へ帰ることになりまして。
これによって1年間で3回の引っ越し経験することになりました。
この時、大学の引っ越しのときよりかなり楽に引っ越しできたと感じて、少ないモノの生活が有効であると確信しました。
ちなみに、これが無職時代に実家の荷物を断捨離しまくってできた自室です。

高校時と比べると、かなりキレイですね!自分でも少し感動しました笑
以降は、自分の快適さを保ちつつ、モノは極力持たないという工夫をして生活しています。
今の部屋はこんな感じ。

なるべくモノは少なく、かつ自分の生活の質は下げないようなバランスを心がけています。
ただ、もっとオシャレにはしていきたいですけどね笑
ミニマリストのメリット
ここまででもメリットについては書いてきましたが、改めて整理していきたいと思います。
引っ越しが楽
荷造り/部屋の掃除に時間がかからないのが大きなメリットです。
車に載せれる荷物は載せてしまえば、引っ越し費用の節約にもなります。
モノを無くしにくい。
モノの総量が少ないので、どこに置いたか分かりやすいです。
これによって、モノにまみれて探しているモノが見つからない!といったケースが大幅に減りました。
節約になる。=散財しないが正しいかも。
厳選してモノを買うので、衝動買いが減りました。
買ったけど結局あまり使わなかったというケースが少なくなり、節約につながっていると思います。
また、収納家具も必要最低限で良いので、収納にかける出費も減らせています。
掃除が楽
モノが少ないと、片付けも簡単になります。
散らかったモノを片付ければ、後は埃をとるだけけ。
なので一回の掃除にかかる労力が少なく掃除も億劫になりにくいです。
ストレスが減る。
昔は、部屋を片付けられない自分への自己嫌悪や、モノが見つからないことへのイライラ、遅刻するのではという焦りがありました。
しかし、モノを減らしたことで得られたメリットによって、上記のよう状況が起きにくいため、あまりイライラすることが減りました。
細かい部分ですが、こういった部分でメンタルコントロールの地力が上がったような気がします。
ミニマリストのデメリット
あくまで、自分のケースですが、不便に思う事など紹介していきます。
良い部分だけ切り取るより、どんなデメリットがあるのかも含めての方が読んでくださる皆様の参考になると思いますので。
来客に対応しづらい
最低限の荷物しかないので、来客に対応しづらいです。
料理を振る舞おうにも皿がない。泊まりにしようとも布団がない。
なので、基本的に来客時は外食にしてます。
自分は元々、人をそんなに部屋に入れたくないので、気にならないですが、交友関係が広い方は、この辺りをケアしてモノの量を調整した方が良いと思います。
挑戦できないときがある。
吟味してからでないとモノは買わないということは、自分自身で気付いていなかったニーズに気付けない時もあり機会損失しているような気がしています。
例えば、趣味でカメラをやっているのですが、新しいレンズを買おうか悩んだりするときに、
購入することで得られる気付き/良い事もあれば、もしかしたら自分には合っていないモノの可能性もあります。
こういう時に、ついつい購入を躊躇ってしまい、新しい事に挑戦できていないこともあると思ってます。
そうならないように意識してモノを見ているので打率は高いと思っている一方で、自分の価値観を広げられるような買い物は意識していくべきかなと思ってます。
虚無感
大きい出費のときには興奮してテンション上がったりすることもあると思いますが、そういうことがめったに起きません。
特に使い道もないお金が貯まっていくときに、自分はいったい何のために仕事をしているのだろう…と思う時があります。
もちろん、その分のお金はNISAなどでインデックス投資に充てているので、ちゃんと意味はあるのですけども。お金だけあって何になるんだという気持ちになることも。
※これはミニマリスト以前に、自分が友達も居ない陰キャだからの可能性あり。
部屋が殺風景
僕は部屋が最強にオシャレで良い部屋だと思っているんですけど、
最近遊びにきた知人に「俺が宿泊しているビジホの方がモノある」と言われてしまった。
モノが少ないとオシャレを両立できるように意識していきたいです。
まとめ
私がミニマリスト的な生活になった経緯を書くという需要がない記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
振り返ると、何か強烈なアクシデントがないと、人の行動は変わらないのかもしれないですね。
自分にとっては、引っ越しと5s週番がそれだったのだと思います。
また、この記事ではメリットの部分をがメインで取り上げています。
デメリットに関しては自分自身のライフスタイルに合わせて調整していくことが大事だと思います。自分ももっと快適でオシャレな部屋にできるように邁進していこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。